【相続手続きの概要】

大切なご家族を亡くした後に、その故人名義の遺産等は、遺言書があればその通り、遺言書が無ければ相続人であるご家族の話し合いによって、誰かどのように受け継ぐのか決めていくことになります。

「相続人調査」

例えば、父親を亡くされたご家族に母親とお子様ひとりいるならば、相続人はそのお二人ということになります。ただし、そのお二人が相続人であること、あるいは、お二人だけが相続人であることを証明するには、戸籍による裏付けが必要になります。

「相続財産調査」

故人の資産を受け継ぐ人を決めるといっても、どのような資産がどの位あるのか分からなければ、話し合うことも難しいでしょう。そのため、故人の資産等(金融資産や不動産などのプラスの資産だけでなく、借入等のマイナスの資産も含め)を調べておく必要があります。

「遺産分割協議」

相続人であるご家族全員で、故人の資産について、誰がどのように引き継ぐのか決めていきます。全員の合意があれば、どのような配分にすることも可能です。また、全員で決めたことは、その合意の証として遺産分割協議書にまとめます。

「各種名義変更等」

遺産分割協議書の内容に沿って、各資産の名義変更等を行い、故人の資産を受け継いでいくことになります。

 

【専門家に相談する意義】

相続の手続きは煩雑な作業も多く、経験したことの少ない手続きでもあるため、負担に感じる人も少なくありません。自分にとって何が必要でそれをいつまでに行うべきか、全体像を把握するためにも、まずは専門家に相談することをお勧めいたします。